受験勉強で睡眠時間を削る意義はあるのか
中学生になると急に睡眠時間が短くなったような気がしませんか?
受験生ならなおさら睡眠を削って勉強しているのではないでしょうか。
親としても、ゲームやスマホで遊んでいるのなら、「早く寝なさい!」とることもできますが、受験勉強しているとなると「ほどほどにね。」と先に就寝するという方も多いのでは?
睡眠時間はしっかりとってほしいけど、勉強もおろそかにしてほしくない。
というのが親としての願いではないでしょうか。中学生にとって理想の睡眠時間とはどういったものなのでしょうか?
中学生の睡眠時間の理想と現実
中学生の理想の睡眠時間は8時間~9時間といわれています。
朝7時に起きるなら、夜22時~23時には寝ていないといけないことになります。
・・・寝てますか?
うちの息子はまず寝ていません。
塾に通っている子は帰宅時間が22時を回ることがほとんどではないでしょうか。
帰宅して、ご飯を食べて、お風呂に入って、そこからゲームをしたり、宿題をしたりすると寝るのはほぼ毎日0時をまわってます・・・。ダメですね。
現実の中学生の平均睡眠時間は7時間14分(2012年)であったそうです。年々減少傾向にあり、現在はもっと少なくなっていると予想されます。
睡眠不足だとどうなるの?
中学生の約40%が睡眠不足だといわれる現代。
睡眠が不足するとどんな弊害があるのでしょうか。
まず、朝すっきりと目覚めることが出来ません。
もちろん、昼間も眠い状態が続きますのでやる気も出てきません。
成長ホルモンは22時~2時の間にたくさん分泌されます。
このゴールデンタイムに睡眠をとれていないと、当然身長にも影響してきます。
伸び盛りの中学生にとってなんとしても避けたい事態です。
いくら夜勉強していても、昼間にボーっと授業を受けていたのでは何にもなりません。
眠くて授業をちゃんと聞いていない→わからない→夜勉強して追い付こうとする→眠くて・・・
という悪循環に陥ってしまいます。
記憶は寝ている間に定着する!
夜更かししてまで勉強する理由は何でしょうか?
- 静かで勉強しやすい
- 今日中にしておかなければいけないことがある
- 昼間遊びすぎた
などいろいろ理由はあるかと思います。
でも、眠い目をこすりながら徹夜で勉強を頑張っても、実はあまり効果がありません。
なぜなら、人間の脳は睡眠中に記憶を整理し、定着させているのです。
「寝たら忘れるから、徹夜で覚える。」なんて言っていませんか?
気持ちはわかりますが、逆効果です。
暗記作業は寝る直前に行って、朝起きたらもう一度確認をする。
これが一番効率的な勉強方法なのです。
睡眠時間を確保するにはどうしたらいいのか
では、塾や部活で忙しい中学生はどうやって勉強時間と睡眠時間を確保すればいいのでしょう。
毎日8時間の睡眠時間を確保するのはなかなか至難の業です。
でも、学校が休みの日なら少しは時間が取れるのではないでしょうか。
例えば、平日は6時間睡眠、土日は7時間睡眠にするのなどでバランスをとってみましょう。
ただし、休みだからといって昼近くまでだらだら寝てしまうのはよくありません。
平日とのおきる時間が1時間以上違うとかえって疲れがたまってしまいます。
もう少し睡眠を補いたいなら、昼寝を30分ほどするといいでしょう。昼寝も1時間を超えてしまうと体のリズムがくるってしまうので気を付ける必要があります。
朝型の生活に変えよう!
人間が目覚めてから一番頭が働くのは3時間後といわれています。
受験本番のテスト開始時間が9時なら、朝6時には起きておく必要があります。
いつも7時に起きている人が、いきなり6時に起きるのは結構大変ですよね。
受験生になったら、朝型の生活に徐々に変えていくことをおすすめします。
朝、早く起きて勉強をする習慣をつけることで、朝ごはんもしっかり食べられますし、昼間もすっきりと授業を受けられます。
朝が苦手な子も多いかと思いますが、生活のリズムを整えることは唯一、親ができる受験勉強の手伝いでもあります。
部屋のカーテンを開け、朝日を浴びさせて体を目覚めさせましょう。
ちなみに子供の寝起きはこちらの記事も参考にしてください。
朝、早く起きる→昨日の復習をする→朝ごはんを食べる→余裕をもって学校に行く→すっきりと授業を受ける→短い昼寝をする→塾や自習をする→暗記をする→早めに寝て記憶を定着させる
というサイクルが出来上がれば、受験勉強もはかどります。
受験勉強の睡眠時間のまとめ
中学生になるとなかなか親の言うことは聞かなくなりますが、子供の健康と勉強の効率アップのためにも、睡眠時間はしっかり確保したいものです。
中学生ともなると中途半端に大人びて夜遅くまで起きているのがかっこいいとさえ思っている人も少なくありません。
睡眠時間の確保は受験生だけでなく、大人にも必要なので、家族みんなで取り組んで仕事の効率もアップさせましょう!
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