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受験勉強で計画倒れにならない方法
「学習の計画を立てましょう。」
と学校でも塾でもよくいわれます。でもその計画、うまくいっていますか?
多くの子供たちは、中学に入ってはじめて『勉強の計画』というものを立てます。
しかし、今までの人生で『計画』というものを経験していないので、目標の設定が高すぎて無茶な計画を立てたりして、うまくいっていないことがあります。
計画の立て方にはコツがあります。
コツをおさえて、自分に無理のない計画を立てましょう!
最終目標から逆算しよう!
計画を立てるにはまず目標が必要です。
ゴールが見えないのにやみくもに走るのは疲れますし、やる気も出ませんよね。
受験勉強における最終目標は『志望校合格』です。
まずはこのゴール地点を確認する必要がります。
志望校が決まったら、過去問を解いてみましょう。
受験時と同じ時間帯で行うとより正確になります。
「まだ全然解けないし、やっても無駄だよ!」
と思うかもしれませんが、この時点ではできなくて当たりまえ。
できない部分を知るためのテストです。
赤本にはその年の合格最低点がのっています。
現時点の自分の点数とどのくらい差があるのか、チェックしてみましょう。
教科によってクリアしている教科もあるかもしれませんが、全く届かない教科もあるのではないでしょうか。
ここがスタート地点。
その『差』が今からやらなければならないことです。
入試の日程はわかっているのですから、それまでに『差』を埋めるための計画を立てる必要があります。
私立高校の受験が始まる1月までに合格点をクリアするためには、何月までに何をしておかなければならないのかを考えてみましょう。
大まかな計画から細かい計画へ
まずは月ごとの目標を立ててみましょう。
例えば、覚えたい英単語が1,000語あるとします。
8月からスタートすると、1月までには4ヶ月時間がありますので、
1,000÷4=250個
1か月に覚えなければならない英単語は250語ということになります。
さらに、1週間で考えると
250÷4=62.5個
1週間に覚えなければならない英単語は63語です。
さらに、1日で考えると
63÷7=9個
1日に覚えなければならない英単語は9語ということになります。
1,000語というとハードルが高いですが、1日に9語覚えれば、受験時には1,000語覚えられるのです。
このように、計画は月単位→週単位→日単位と少しずつ細かくしていくと立てやすくなります。
しかし、ここで注意したいのがびっしりと計画を立ててしまうことです。
計画を実行していく上で必ず不測の事態は起こります。
例えば、病気になってしまったり、家族や友達との予定が入るかもしれません。
計画通りに進まないこともあるでしょう。
そうして、計画が頓挫してしまうと「もうだめだ~」
と投げやりになってしまうことも少なくありません。
そうならないためにも、1週間に1度は調整日を設定しておきましょう。
英単語の例でいうと、1週間に63語の計画を6日で設定します。
63÷6=10.5個
つまり、1日11語にしておくのです。
残りの1日は復習や計画通りにできなかったことの調整日にあてます。
月に1~2日は完全休養日を作っておいてもいいでしょう。
計画はあくまで計画。
計画通りにはいかないものとして、余裕をもって組んでおきましょう。
PDCAサイクルをまわして計画を実行しよう!
PDCAサイクルという言葉を聞いたことがありますか?
ビジネスでよく使われていますが、勉強にも有効です。
D→Do(実行)
C→Check(振り返り)
A→Act(改善)
この4つの行動を繰り返すことで目標達成に近づくというものです。
まずはP(計画)を立てます。
計画通りに進まないことを頭において、余裕をもって立てましょう。
そしてD(実行)します。
実行した計画は線を引くなどして消していくようにすると、達成感も味わえます。
次が大切。
C(振り返り)です。
うまくいっていない計画は、ここがおろそかになっていることが多いです。
- 計画通りに進んだか
- 計画通りに進まなかったのなら、何が原因なのか
この2つをしっかりと振り返りましょう。
そして、A(改善)です。
計画に無理があったのなら、ここで見直しを行いましょう。
不必要だと思うものがあれば省いて、必要なものがあれば取り入れます。
そしてまた、P(計画)に戻ります。
このPDCAサイクルを回すことで計画はどんどん研ぎ澄まされて、本当に必要なものだけが残っていきます。
受験勉強を計画倒れにならない方法のまとめ
- ゴール地点を確認し、逆算して計画する
- 最終目標→月目標→週目標→日目標の順に計画する
- PDCAサイクルを意識する
目標である志望校が決まらないと、細かい計画は立てにくくなります。なかなか志望校が決まらないのであれば、直近の模試を目標に見立てて計画を立ててみましょう。
できるだけ早く目標を定めること!それが合格への計画の第一歩です。
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