受験勉強の励みになるご褒美と妨げになるご褒美
「成績上がったらゲーム買って!」
「合格したらiphone買って!」
なんて子供にお願いされたことありませんか?
それで成績が上がるなら・・・
と買い与えてしまっている方も多いのではないでしょうか。
でも、ご褒美がないと何もしなくなっては困るし、そもそも自分のためにする勉強にご褒美をあげていいのか??
と悩みは尽きません。
きちんと成果につながるご褒美の上げ方について考えてみましょう。
小さなご褒美を準備する
ご褒美に関して、賛否はありますが、大人だって節目、節目に何かしら『自分へのご褒美』を準備していますよね。
ご褒美の存在はモチベーションをあげてくれますので、効果的に利用したいものです。
受験勉強は長い道のりです。
最終目標は『志望校合格』ですが、いきなりその目標にむかって頑張れと言われても、何から取りかかればいいかわからなくなってしまいます。
まずは小さな目標を設定しましょう。
具体的であればあるほど、クリアする達成感を味わえます。このご褒美は『努力』に対するものにします。
例えば、
- 英語の問題集が3ページ終わったら、おやつを食べる
- 数学の10問テストが満点だったら、好きなアイスを買う
など、すぐにできそうな目標を立て、小さなご褒美を用意します。
この『目標』と『ご褒美』は子供自身が自分で設定させることが大切です。
そして、その目標を自分以外の親や兄弟に公表させることが重要です。
目標を宣言をさせておけば、第3者の目が光っているので、自分に甘くできなくなります。
目標を達成したときのご褒美
受験勉強を進めるなかで、いくつか中くらいの目標も立てておきましょう。
例えば、
- 中間テストの点数が〇〇点以上だったら
- 数学の評定が4から5に上がったら
- 塾のテストで順位が10以上上がったら
など、努力だけではなく、結果の伴うものに対するご褒美です。
この目標は子供が自分でたててもいいし、親が「こんなのはどう?」と提示してあげてもいいですね。
ご褒美の内容も少しランクアップさせます。
- 映画を観にいく
- 欲しかった本を買う
- 外食する
など、本人の希望を聞いてみましょう。
友達を巻き込んで、
『みんなが目標達成出来たら1日遊びに行く』
というものでもいいと思います。
ただし、ご褒美の前借りは厳禁です!
あくまで、目標を達成した後でのお楽しみにしておいてくださいね。
最終目標へのご褒美
受験の最終目標、そう!志望校へ合格した時のご褒美です。
ここはひとつ大きなものを準備したいところです。
ずっと我慢していた新しいゲームやスマホなどでもいいでしょう。
頑張った先にある輝かしい未来を想像できるものがいいですね。
受験は子供も大変ですが、見守るしかできない親のストレスもかなりのものです(汗)
家族旅行でリフレッシュするのもいいのではないでしょうか。
(思春期の子供は嫌がる可能性はありますが・・・)
気を付けておきたいのは費用です。
受験が終われば、すべて終了ではなくて、すぐに入学の準備に追われることになります。
入学金や制服など、公立であってもまとまったお金が必要になります。
私立であればかなりの額になります。
進学費用とは別にご褒美用の費用を積み立てておきましょう。
気を付けよう!こんなご褒美は勉強の妨げに!
いくら子供が希望しても、勉強の妨げになってしまってはご褒美の意味がなくなってしまいます。
ゲーム、1時間で終われますか?ダラダラと時間を使ってしまう可能性大です。
ゲームをするならご褒美ではなく、勉強時間ときっぱり区別してするようにしましょう。
これもダラダラと時間を使ってしまいがちです。友達との連絡は〇時~〇時の間だけと仲の良い友達同士で決めておくといいですね。
これも、ついつい続きが読みたくなってしまうもの。ご褒美には不向きです。
TVを見るのはいいですが、なんとなく見ていると時間がどんどん過ぎてしまいます。
気になる番組は録画しておいて、自分のタイミングで時間を決めて見るようにしましょう。
1日の勉強時間は限られています。ご褒美は時間をとらないものにしましょうね。
受験勉強のご褒美のまとめ
- 『努力』に対する小さなご褒美を準備する
- 『成果』に対する中くらいのご褒美を準備する
- 『最終目標』への大きなご褒美を準備する
- 『時間』を使うものはご褒美には不向き
受験勉強は長く、先が見えないようであって、あっという間に時間は過ぎていきます。
ご褒美をうまく利用してモチベーションを保ってあげましょう!
あくまで、子供主体で目標を立てることが大切なので、親が多大に口出しや介入するのは厳禁ですよ(笑)
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