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受験勉強ばかりせずに適度な運動も挟むほうが最適です
受験勉強をしていると、つい勉強しているか、寝ているかという極端な生活になりがちです。
特に夏まで部活に励んでいた子供たちは急に運動量が減り、体重が増えてしまったり、運動できないことがストレスになってしまったりします。
でも、実は適度に運動をすることは勉強にも良い効果を与えてくれます。勉強と運動のよいバランスを保つことで、受験勉強中の運動不足も解消しましょう!
勉強前にするとよい運動
勉強を始める前には体や脳を目覚めさせるような有酸素運動がおすすめです。
ゆるめの運動をすることで体はもちろん、脳の血流もアップし、活性化されます。
例えば、朝10分のウォーキングでも十分に効果があります。
犬を飼っている人は散歩に連れていく習慣をつけるといいですね。
室内で行うならエアロバイクなどもおすすめです。
部活をしていたのなら、バットの素振りや剣道の竹刀の素振りなどもいいでしょう。
ただし、筋トレや激しい運動は避けてください。
体が疲労を感じると、回復しようとして眠くなってしまいます。
勉強前には、軽めのさわやかに感じる程度の運動が最適です。
勉強中にできる運動
勉強中に運動!?と驚かれるかもしれませんが、実は記憶と運動には密接な関係があります。
記憶をつかさどるのは脳の中の『海馬』と呼ばれる部分です。
海馬は運動することで活性化され、記憶力を高める『シータ波』と呼ばれる脳波を出します。シータ波は記憶力や集中力をアップさせます。
また、『海馬』の中には『場所細胞(場所ニューロン)』というものがあり、場所を移動するだけでも場所細胞が刺激され、シータ波が発生します。
よく、漫画や映画でグルグルと歩き回りながら考え事をしている場面がありますよね。
あれは脳科学的にも理にかなっている行動なのです。
テスト前に歩きながら単語帳をめくっている学生もいますが、これもとても効果的といえます。
でも、外では危険も伴うので注意してくださいね。
場所を変えると気分転換にもなりますので、行きづまった時は暗記をしながら別の部屋に移動したり、トイレにいくのも効果があります。
また、運動とまではいきませんが、あごを動かす『咀嚼(そしゃく)』にも海馬を刺激する効果があります。
ガムを噛みながら暗記をするのもいいでしょう。
同様な動作として『貧乏ゆすり』にも同様の効果がありますが、癖になってしまうと嫌がられる可能性が高いので注意してくださいね(汗)
勉強後にするとよい運動
人間の集中力は60分が限界といわれています。
長い時間続けて勉強するよりも、1時間ごとに休憩をはさむ方が能率がいいのです。
短い休憩の間に運動をすることによって、勉強脳を休ませて、別ルートで脳を活性化させることが出来ます。
さらに運動不足も解消できるわけですから一石二鳥ですね。
ずっと同じ姿勢で勉強をしているわけですから、血流も悪くなっています。
つまり、脳の血流も悪くなってしまっているのです。
勉強後には体を伸ばすストレッチをして脳にもたっぷりと血液と酸素を送ってあげましょう。
腰を伸ばすストレッチ
- 四つん這いになる。(手は肩からまっすぐ下に、ひざはお尻の下にくるようにしてください。)
- 背中をそらし、おなかを下げて頭は上をみます。そのまま8秒キープ。
- 今度は背中を丸め、おへそを見るように頭を中に入れます。そのまま8秒キープ。
- 3セット繰り返す。
手足の指のストレッチ
- あぐらを組みます。
- 上になった足の指の間に手の指を交互に入れます。
- そのままグリグリと回します。
- 両足で行います。
首と肩のストレッチ
- 右手で頭の上から左の耳の上に手を回します。
- ゆっくりと右側にひっぱって左の首を伸ばします。5秒キープ。
- 反対側も同じように行い、5秒キープ。
他にも、逆立ちやぶら下がり運動も効果がありますが、無理のない範囲で行ってくださいね。
受験勉強中の運動不足解消のまとめ
- 勉強前には有酸素運動をする
- 勉強中(暗記)は単純運動で海馬を刺激する
- 勉強後(合間)はストレッチで脳の血流をうながす
勉強中の運動は周りの目も気になるものです。
子供が勉強中にウロウロと動き回っていたら、ついつい「勉強は?」と声をかけたくなります。
子供たちもそれが分かっていて、部屋でコソコソとゲームしたり、漫画を読んだりしています(怒)
そんなときは、怒るよりもお使いを頼んでみたり、散歩に誘ったりして外に連れ出してみるといいかもしれませんね。
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