PTAは本当にいる?いらない?
共働きの家が増え、役員の負担の多さからPTAはいらない論が各地で巻き起こっています。
そもそもPTAってどんなことをしているのか。
本当に必要な活動とは何か。PTAがなくなるとどうなってしまうのか。
批判だけではないPTA論、真剣に考えてみませんか?
PTAの事業仕分け!いる活動・いらない活動
PTAが行っているさまざまな活動。
「こんな活動なくてもいいんじゃない?」
と思うこともありますよね。
そこで、各委員の活動内容に沿って勝手に事業仕分けしてみました。
【学級委員】
各学級の保護者と先生のパイプ役を務めます。
以前は学級連絡網の先頭で連絡を回したりもしていましたが、今は個人保護法の影響で学級連絡網が作られないことがほとんど。
学級委員の仕事としては学級懇談会の実施や懇親会(お別れ会)の企画運営が主になってきます。
これは正直、担任の先生が行えばいいことだと思います。
保護者だけの懇親会などはなくなってしまいますが、懇談会は担任の先生が開催すれば問題ありません。
先生が異動になった時のお別れ会などは生徒が主催すればいいですね。
(低学年は少し親の手助けが必要かも。)
よって、学級委員、必要なし!
【広報委員】
主にPTAの活動や学校生活についての広報紙を作ります。
広報紙は時間をかけて作った割にあまり読まれていないのが現実。なくても困らない。
でも、個人的には年度初めの先生の紹介は欲しいです。
担任の顔と名前がなかなか一致しないもので。(汗)
広報委員、必要なし!各先生の紹介は学校だよりでするべし!
【保健体育委員】
主に運動会の設営やベルマーク集計など。
運動会の準備や片付けは先生たちだけでは大変です。
ここは保護者の協力が必要になります。
年に1回のことなので、その時期に協力してくれる人を募ればいいのではないでしょうか。
ベルマークは私が子供のころは児童の委員会が収集から集計まで行っていました。
高学年の子供ならできるはず!
たかがベルマークと馬鹿にするなかれ!
コピー機やプロジェクターなどの高額商品と交換できるのです!
交換カタログも子どもたちに公開すれば、欲しいものに向けて頑張って集めそうですね。(笑)
保健体育委員、協力ボランティアを募ることで代行可能!
【安全委員】
立哨当番の運営管理、通学路の安全確保
立哨当番はやったほうがいいです。
子供たちの通学風景を見ると、本当に危なっかしいと思うことが多々あります!
地域のボランティアの方にも協力してもらって、保護者も犬の散歩の時間を合わせるなどで協力したいもの。
たまに一緒に通学路を歩いてみると、ガードレールや信号が必要な場所が見つかることがあります。
子供の安全を守るためにも保護者の目が必要です。
安全委員、必要。任意のボランティアで運営できるのが理想。
【文化委員】
保護者同士の親睦イベントや講演会の企画・運営。
PTA主催の講演会、参加してますか?私は参加率が高い方だと思いますが、全校生徒700人に対して参加人数は20人いれば多い方です。
しかも、半数は役員なのでこの参加率なら無理して開催する必要はないのでは?
うちの学校では、バスツアーも予算がかかりすぎるということでなくなりました。
文化委員、必要なし!
【地域委員】
地域との連携。子供安全の家、赤旗設置など。
地域あっての学校なので、何らかの連携は必要です。
でも、各自治体に子供会もあるでしょうから、子供会が学校と連携をとっていく形でいいのではないでしょうか?
地域委員、自治会が学校と連携することで代行可能!
実際にPTAのない学校はどうやっているの?
実際にPTAをなくした学校もあります。新しくできた学校では初めからPTAという組織がないところもあるようです。
PTAがなくてもうまくいっているのでしょうか?
答えはYESであり、NOでもあります。
PTAがなくても、名前の違う『保護者の会』は存在しており、似たような活動を行っています。
ただ、そこには強制はなく完全なボランティアとして活動しているようです。
(いや、PTAも表立っては任意のボランティアなんですけどね・・・。)
ちなみに学校運営への協力のお手紙などは校長先生が発行しているそうなので、校長先生の仕事はかなり増えてしまうことになります。
しかし、今は手を挙げてくれた保護者の善意で運営できていても
どこかで『あの人は何もやってなくてずるい』という感情が芽生えてしまうと、結局PTAと同じ末路をたどることになりかねません。
まとめ 結局のところ、学校運営には保護者の参加が不可欠です!
PTAがなくなると、役員選出の地獄からは解放されます。
でも、学校運営は先生たちだけではとても大変です。
保護者や地域の方の協力あってこその学校。
子供たちもたくさんの大人に見守られることで安心して学校生活を送っています。
今のPTA体質に問題があるのなら、一度リセットして新しい組織を立ち上げるのもいいかもしれません。
それを誰がやるのか・・・そこが一番の難題です。(汗)
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