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ひどい人は今まで履いていた靴が入らなくなるほどになってしまう「浮腫み」ですが、妊娠中の女性はとくに浮腫みやすい体質に変化します。
だいたいは妊娠中期〜後期にかけてで、妊娠後も働いている女性や、長時間座ることの多い女性に現れます。
今回は、妊娠中に浮腫みやすくなってしまう原因と、解消法をいくつか紹介します。
浮腫み(むくみ)とは?
むくみ(浮腫)とは、血液中の体液が血管外に漏れ出るなどして、血管外皮下組織に溜まった状態をいいます。
大きく、全身性のむくみと局所性のむくみに分けます。
全身性のむくみの原因としては、心臓性、腎性、肝臓性、医原性、がんや貧血、慢性下痢などによる浸透圧低下があげられます。
また、局所性のむくみの原因としては、静脈性やリンパ性があげられます。
足が浮腫むと、指で押すと跡が残ったり靴やジーンズなどがキツくなります。
浮腫みが酷いと足首が無くなったんじゃないかと思うくらい足が太くなるので、落ち込む女性も多いですが、改善する方法はいくつかあるのでご安心を!
しかし、過剰な浮腫みは妊娠高血圧症候群の症状である可能性もあるので注意が必要です。
妊娠すると浮腫みやすい理由
運動不足
ふくらはぎは第二の心臓と言われ、ふくらはぎを動かすことにより血液を全身に滞りなく運ぶことができます。
しかし妊娠すると、体が重くなりどうしても座っていることが多くなります。
そのため血液の流れが悪くなり、足や顔が浮腫みやすくなってしまうのです。
食生活の偏り
妊娠すると味覚や食の好みが偏ってしまう妊婦さんは多いです。
特にしょっぱいものが好きになってしまった女性は、塩分の過剰な摂取により浮腫みやすくなってしまう事も…。
しょっぱい物を食べるな!とまでは言えませんが、適量で留めておく事をオススメします。
血液がドロドロになってしまうと赤ちゃんにも悪影響ですからね!
血管が圧迫される
お腹が大きくなってくると下半身へ流れる血管が圧迫されてしまいます。
座っていることの多い妊婦さんは特に圧迫が激しく、下半身の浮腫みを感じやすいかもしれません。
浮腫み解消に効果的な4つのこと!
妊娠中は激しい運動は危険を伴うので、自分のできる範囲で行う「適度な運動」を心がけると良いでしょう。
ヨガやストレッチ、ウォーキングなどを行うことにより足の筋肉が使われるので血行が良くなり浮腫みが改善されます。
上の子が居てなかなか自分のために運動できない妊婦さんは上の子をベビーカーなどに乗せて短い距離をお散歩するのも効果的です。
妊娠していない女性にも効果的な浮腫み解消法です。
就寝時にふくらはぎから足先にかけて10センチくらい高くして眠ると翌朝の足の細さにびっくりするくらい効果的です!
足が高いと気になって眠れない女性は、テレビなどを見ながらでも構わないので足元を20センチ程高くして横になって見てくだい、浮腫みが解消されるはずですよ。
浮腫み解消の強い味方「カリウム」!
運動が苦手、時間的に余裕の無い女性は特にカリウムを摂取してほしいです。
カリウムは体内の余分な塩分(ナトリウム)を身体の外に排出してくれる働きがあります、多めに摂取する事が大事です。
カリウムは、バナナ、アボガド、メロン、パセリ、納豆、キウイ、山芋などに含まれています。
日々の食事に上手に取り入れられると良いですよね!
マッサージ
おそらく妊婦さんをマッサージしてくれるお店はとても少ないと思います。
中には浮腫み解消目的の宣伝をしている専門店もありますが、毎日通うのは金銭的にも厳しいはず…
そんなとき旦那様の出番!
足の先からふくらはぎにかけてをマッサージしてもらいましょう!
ベビーオイルなどを塗った状態でリンパの流れに沿ってマッサージするとだいぶ浮腫みが解消されますよ!
浮腫みが酷いと思ったら病院へ!
足の浮腫みが酷い、足が浮腫んで痛い、足が浮腫みで変色している場合は要注意!
もしかしたら妊娠高血圧症候群かもしれません。
こうなると自力では治せませんし、出産まで病院と相談し管理しながらの生活になります。
放っておくと最悪の場合、胎児死亡などのリスクもあるため浮腫みが酷い時は妊婦健診を待たずに病院へ行きましょう。
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