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長男の野球部で実際に起こったいじめについて思うこと
いじめ…昔から聞く言葉です。
子供の世界だけではありません。
大人の世界にだって存在します。
しかし、今と昔では!いじめの種類?というかいじめも形を変えてきていると思います。
高校生の長男の世界で起こった現実のいじめと、その時の親としての思いを紹介したいと思います。
先輩・後輩
長男は高校でも野球部に入部しました。
そんなに強豪チームではありません出したが、毎日朝早くから夜遅くまで練習をしていました。
当然、入部した時は1年生で、先輩に頼まれる事も多々ありましたし、これが部活動での上下関係と長男自身も思っていました。
ですから、1度も愚痴を吐くこともなかったですし、何も言うわず時間が流れていました。
ある日、長男と同じ野球部のお母さんと話ていると、先輩から1人の子が怪我をさせられたと聞きました。
怪我をさせられた本人ももう辞めたいと!
けれど、同級生11人で話し合いをして、先輩と先生に抗議したそうです。
我が家の長男に同級生の怪我の件を聞くと…
『うん』としか答えてくれませんでした。
長男の同級生の何人かは、怪我をするまでにいかずとも、少しの暴力を振るわれていたそうです。
けれど、長男の同級生達は、当たり前!!の感覚だったそうです。
高校野球は全てにおいて厳しい!!
そう考えていたから問題視には子供たちの中でも思わなかったそうです。
毎日・毎日ではないし、同じ人間がずっとでもない…。
そして、先輩も優しい時だってある!だから、いじめなんて思った事がなかったそうです。
これが高校野球の世界!先輩との上下関係と思ってたそうです。
私としても、子供が当たり前!大丈夫!と思っているのですから、特に何も感じませんでした。
同級生の、お母さん達も同じです。
怪我をした同級生のお家でさえ
「当たり前よね!高校の部活だから」
の感覚でした。
立場が変わると!!
長男が2年生になり、3年の先輩が引退する頃…
野球部の保護者会が開かれました。
内容は部内のいじめです。
新しく1年生部員が入部してきて、息子たちは中間管理職みたいな立場で、下の教育をして、3年のお手伝いをして…
そんな中でのいじめの問題です。
内容は、2年生が1年生をいじめている!と言う事です。
1年生の父兄が怒鳴りこんできて
- なんでも連帯責任と称してグランドを走らさせられる
- 先輩の練習に嫌々付き合わなければいけない
- 声出しの居残りがあると言った内容です。
私たちが、子供たちが当たり前と思っていた事がいじめだと言うのです。
1年生の父兄は、
『やられた本人が嫌だ!いじめと思えばいじめなんです!!』
そう言ってました。
先生に言うわれるならまだしも、先輩にそんな権限はないと言ってました。
保護者会の中で、色んな考えが頭を回りましたね…。
当然のごとく本人が嫌であれば、いじめなのかも知れません。
もちろん2年の長男たちはいじめの意識はなく、自分たちが1年のときに先輩に指導されたように、1年生に接した訳です。
手なんかは一切だしていません。
先生もいじめとして、話を進めていきました。
私の中では、複雑な気持ちがモヤモヤしました…。
皆が同じ感覚ではないだけに、何とも言えないです。
長男たちは指導として自分らが受けた教育方法でしてきた訳ですが…長男達を守ってやりたい気持ちと
『いじめと思えばいじめ』
の言葉が引っかかって何にもいえませんでした。
親の気持ち
今回の件で、改めてゆっくり考えてみました。
本当に『いじめ』ってなんだろう…分からなくなりましたね。
子供によって取り方は全く違います。
親なら、子供の為に!!勿論の行動をします。
私たちが、部活動での上下関係で、こんな事は当たり前!と考えていた事が間違っていたんでしょうか?
我慢して頑張ってきた長男たちを、親の私たちが守ってやれなかったんでしょうか?
もう!高校生だから。
まだ!高校生。
高校生だからこそ、最後の助けを求めてくるまでは…と考えていました。
長男達は、どうしていいかわからない!そう言ってました。
当たり前の事が、当たり前でなく、いじめと先生に怒られ、先輩には下の躾をキッチリしろと…下からはいじめと1年の親にたたかれ…。
私たち親としても子供をどう守ってやればいいのかに悩みました。
1年の父兄の気持ちも分からなくはないから、余計に悩みました。
結局、答えはでないままに長男は野球部を引退してしまいましたが…
最後は、揉めた後輩とも笑いながら卒部したのでいいのですが、親としては考える事が沢山ありました。
そして、答えも出せないままで…子供を応援するしかなかったです。
どちらにしろ、親はいじめられても、いじめる側でも苦しいですね。
高校生のいじめのまとめ
親でありながら…非力だなと感じた出来事でした。
また、高校生と言えどまだまだ子供で…。
『いじめ』本当に幅もひろく、どこまでがいじめかなんてラインもひけません。
人により感じ方も違います。
全ての付き合う人間の性格にあわせろ!なんてのも絶対無理です。
あらためて!いじめの深さを知ったように思います。
子供たちにとっては、1つのいい経験だと信じたいです。
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