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PTA役員は時間のある専業主婦がやればいい?
PTAの役員決めのときに決まって出てくるのが、
「暇なんだから専業主婦がやればいい。」
「仕事が忙しいからPTAなんてやってられない。」
という意見。
結局は専業であろうが兼業であろうが関係なく、立候補が出なければ最後はくじびきになるんですが・・・。
なんとも後味の悪い思いをしている方もいるのではないでしょうか。
専業主婦とワーママのそれぞれの言い分を見てみましょう。
専業主婦は暇じゃない!~専業主婦の言い分
専業主婦というと、かつては『三食昼寝付き』のイメージが根強い気がします。
でも、実際にはそんな悠長な専業主婦はあまりいません。
旦那の給料がなかなか上がらなくなった今、できれば外で働きたいと思っている人がほとんどです。
現在、働いていない人には働けない理由があると思っていいでしょう。
- 小さい子供がいる(病気のときに預けられる祖父母がいない)
- 義父母の介護をしている
- 持病を持っている
- 実はフリーランス(これ、本当にわかってもらえません(泣))
確かに専業主婦は平日の昼間に学校に行くという都合は付けやすいかもしれません。
でも、それは彼女たちが必死で守って作り出している時間でもあるのです。
毎日毎日、ただ働きをしている専業主婦に、ただ働きの上乗せを強要するのはちょっと横暴な気がします。
仕事を休んでまでやらなきゃいけないことなの?~ワーママの言い分
フルタイムで働いて、家に帰ると家事が待っている。
毎日バタバタで忙しい。
それなのにPTAの仕事まで?!
ボランティアまでやってる時間ないわー。というのが本音ですよね。
- 仕事は簡単に休めない(有給は子供が病気になった時のためにとっておきたい)
- 平日の昼間の会合なんて無理
- ただでさえ後回しになっている家事ができなくなる
- PTAの仕事効率が悪すぎてやってられない
仕事の忙しさはもちろんのこと、PTAの会合でだらだらと世間話ばかりして1日で終わらないなど、仕事効率の悪さにいらだつことも多いようです。
仕事を休んでまでやるなら、できるだけスムーズに短期間で終わらせたいものです。
専業主婦とワーママが両方いることでうまくいく
なかなか意見がかみ合いそうにない、専業主婦とワーママですが、実は両方の立場の方がいることで、PTAの仕事は非常にスムーズに進みます。
毎年PTA委員の内訳は、専業主婦2割、パート主婦6割、フルタイムワーママ2割といった感じです。
うちの学校での運営の仕方はというと・・・
もちろん仕事をしているワーママはすべての会合に出席できるわけではないので、絶対に出なければいけない代表委員会などを除けば、あとはLINE会議で済ませます。
会合は授業参観日などに合わせれば、休みを取る回数も減らせます。
ワーママはPCスキルを持っている方が多いので、決定事項の文書の作成など、家でもできることをお願いしています。
データを送ってもらい、昼間に都合のつきやすい専業主婦が学校で印刷し、配布準備をします。
うちの学校では本部への書類確認もLINEでできるようになり、何度も学校に行く手間が省けるようになりました。
役員になったからといって、全ての仕事を一人でしなければいけないわけではありません。
それぞれ得意分野を持ち寄ることでスムーズにPTAの仕事を進めることが出来ます。
『できないこと』ではなく『できること』をあげてみる
役員選考ではみんなが『できない理由』をあげて、なかなか決まらずに時間が過ぎてしまいます。
これはなかなか不毛な時間で
沈黙に耐えられなくなった誰かが無理を押して役員を引き受けるか
平等にくじ引きになるか、です。
もし、仕事を休めないなら、
「平日の会合に出席するのは無理ですが、家で書類を作るくらいならできます。」
と声をあげてほしいなーと思います。
会社でもLINEやチャットで会議をしますよね。
PTAの仕事も学校じゃないとできないわけではありません。
専業主婦もワーママも『無理せずできる範囲』でPTAの活動に参加すればいいのです。
声に出してみれば、きっとできるはずです。
PTA役員の専業主婦、ワークママのまとめ
- 専業主婦には専業主婦である理由がある
- ワーママは仕事に影響することを恐れている
- 専業主婦とワーママで仕事分担するとうまくいく
- 『できること』をやればいい
PTAは子供の学校生活のために活動をしています。
専業主婦だから気づくこと、ワーママだから気づくこと、その両方があってこそ偏らない活動ができます。
自分の都合ばかりではなく、『できること』を考えてみてくださいね。
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