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今では女子のおしゃれの当たり前になっているネイルですか、その歴史はいつから始まったのかご存知ですか？
今回はネイルの歴史を分かりやすくユーモアを交えながら紹介したいと思います。
紀元前3000年にネイルは誕生
紀元前3000年と聞いて何かピンとくるものはありますか？
エジプトではクフ王がギザのピラミッドを完成させ、日本は縄文時代で三内丸山遺跡が現れた時期です。
そんな大昔に、もうネイルは存在していたんですよ、凄くないですか!?
現在ネイルで最も古い歴史は、古代エジプトで確認されています。
遺跡などから発見されたミイラの爪に植物から取ったとされる染料を塗っていたそうなんです。
また、それらのネイルは位の高い女性ほど色が濃かったそうですよ。
日本も昔は位の高い男性は紫の着物などを着ていましたから、位の高い人を色でら表すことはよくあった事なのかもしれませんね。
ネイルが爆発的に広まったのは18世紀
18世紀になると、ヨーロッパの女性がオシャレとしてネイルを楽しむようになりました。
今まで爪先を磨くことに美しさを見出していた女性が、爪に着色することで美しさを追求するという転換期にもなったんですね。
しかし、現在のような専用の染料はないので、花や草から染料を作り塗っていたようです。
もちろん長持ちはしません。
アジアでは、世界三大美女の楊貴妃が火付け役となり平安時代に日本へ伝来。
やはり花を使って着色していたようですね！
平安時代の女性もキャッキャ言いながら爪に塗っていたんでしょうか…。
20世紀！ネイルの歴史は一気に変わる
これまで花や草から染料を作りネイルをしていた女性たちですが、20世紀に入ると画期的なものが発明されたことで、皆がそちらに移行する形になりました。
それが
速乾性ニトロセルロースラッカーです‼︎
自動車の塗料として開発されましたが、その速乾性や着色力はのちのマニキュアに大きな影響をを与え、マニキュアが普及する足がかりとなったのです。
速乾性ニトロセルロースラッカーが爪に着色して良いものなのかは分かりませんが、この時代人体への影響を考え「塗らない」と選択できた女性は少なかったんじゃないかなと思います。
ネイルと日本の歴史
ポリッシュの原型ができたのが1920年頃、それから日本へ入ってきたのは1970年代です。
すごいブランクがあると思いませんか？
一説には、日本でネイルをやり始め、主に流行った場所が遊女であるためで、ネイルに対する偏見があったからではないかと言われています。
「ネイル＝遊女」のイメージを払拭できないのは何となく分かりますよね、この頃の日本はまだまだ閉鎖的でしたから（泣）
1970年代には一般女性もネイルをするようになり、日本でも徐々に人気が出てきた頃でちょうど日本に活気が出てきた頃と重なります。
大阪万博やオイルショックなどが印象的な出来事ですね！
しかし、日本でネイル専門の【ネイルサロン】がオープンするのはまだまだ先の話。
この頃はマニキュアを自分で買って、自分で塗るセルフネイルが一般的でした。
ネイルサロンが普及した時期
1985年に日本ネイリスト協会が設立されましたが、その頃はまだ、ネイルサロンは一般社会に浸透せず、オープンしたサロンも厳しい状況が続きました。
1990年代に日本人ネイリストが世界で名前を轟かせるまで成長し、日本でのネイリストの質の高さが評価され爆発的にサロンが増えました。
マニキュアがこの世に誕生してから半世紀ほどで日本は海外のネイル技術を上回ったことになります、日本人ってすごい！
日本のネイル技術は世界トップクラス
日本のネイル技術は世界から学びにくる外国人が後を絶たないほど高いのです。
細かなアートだけではなく、正確さ丁寧さが素晴らしく海外のネイリストからも一目置かれているんです！
外国人観光客の間でも、日本でネイルするのが流行っていて都心の方では外国人のお客様も多いんだとか。
日本人の性格がネイルの特性と合っていて、相乗効果で技術力がアップしていのではないでしょうか。
世界で活躍するネイリスト
日本人ネイリストがLAを拠点に大成功しています。
その方のお名前はOkawara Mihoさん。
レディガガやビヨンセから指名されるまでになった日本人ネイリストで、その技術はネイル業界でも指折り。
日本のネイル技術を世界で通用することを証明したいと強く思い、独立し成功したそうです。
ネイルの歴史はとても古く、驚かされることもありましたが、調べていく中で感じたことは、日本人の探究心と向上心の凄さでした。
ネイルの歴史を知るとネイルを普及されるために奔走してきた先人の熱い想いを知ることができました！
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