赤ちゃんの痙攣の原因と対処法
赤ちゃんが突然痙攣を始めたら誰でも驚いてしまいますし、慌ててしまいますよね。
じつは赤ちゃん、大人より痙攣を起こす確率が高いのです。
今回は赤ちゃんが起こす痙攣の種類と、痙攣を起こした時の対処法を紹介します。
そもそも痙攣とは
痙攣(けいれん、convulsion)とは、不随意に筋肉が激しく収縮することによって起こる発作。
痙攣のパターンは多種多様であるが、大きく全身性の場合と体の一部分である場合とに分ける事が出来る。
痙攣を新規に発症した場合には、医療機関を受診する事が重要である引用元: ウィキペディア 痙攣
痙攣と聞いて恐ろしく思う方もいるかと思いますが、人は誰でも痙攣の経験はあります。
誰もが経験する痙攣の一種がしゃっくり。
しゃっくりは横隔膜が痙攣することを言います。
主に食べ過ぎや、激しく笑った時などに起きます。
赤ちゃんが痙攣する理由
赤ちゃんの身体は大人より未熟な為、少しの刺激やストレスで痙攣やひきつけをおこしやすいと言われています。
新生児期の痙攣
基本的に新生児期に痙攣・ひきつけを起こすことは滅多にありません。
しかし、痙攣を起こした場合は先天的な代謝異常や脳の病気などが考えられます。
5分以上痙攣が続いた場合は、病院を受診して下さい。
夜間の場合は夜間救急に行きましょう。
新生児期の痙攣は、手足を曲げるような発作と首を打ちつけるような発作を繰り返す事があります。
手足をつっぱっている様子がなく、小刻みに震えているだけの場合は、おしっこをした後だったり、寒くて震えているだけかもしれません。
オムツを替えて、暖かい服を着せてあげましょう。
乳児期の痙攣
生後半年を過ぎた赤ちゃんは、新生児の赤ちゃんよりも痙攣・ひきつけを起こす確率が高くなります。
特に、インフルエンザなどで高熱を出した時などに、一時的に神経細胞が異常興奮する「熱性けいれん」はこの時期の赤ちゃんがよく起こす痙攣のひとつです。
乳児期はお腹の中にいる時にママからもらった免疫が切れ始める時期で、発熱しやすいのです。
しかし、熱もないのに痙攣している場合は、てんかんなどの発作などが考えられます。
発熱していて痙攣している場合でも、髄膜炎・急性脳症・急性脳炎といった、重篤な病気が原因の可能性もあるので痙攣が見られた場合は直ぐに病院に電話し、指示を仰いで下さい。
赤ちゃんの痙攣の対処法
痙攣の時間を計測して病院を受診すべきか判断するため。
痙攣が左右対称なのか、それともどちらか一方なのかを確認して診察時に医師に伝えるため。
38度以上なら熱性けいれんの可能性が高いと判断できるため。
絶対ダメ!赤ちゃんが痙攣を起こした時にしてはいけない事
赤ちゃんが突然痙攣・ひきつけを起こしたら誰でも驚いてしまいますが、だからと言って大声で叫んだり体を揺さぶったりしてはいけません。
痙攣を悪化させる恐れがありますので絶対にやめましょう。
また、舌をかまないようにと赤ちゃんの口に物を入れるのも止めましょう。
口の中を傷つけたり、喉を詰まらせ窒息してしまう危険性があるからです。
この頃の赤ちゃんは歯が生えていないか、生えていても一部分ですので舌を噛み切る可能性は低いです。
救急車を呼んでもいい?
赤ちゃんが痙攣したら、誰でも驚いてしまいますし冷静でいようとしてもなかなか難しいかと思います。
赤ちゃんがお熱を出していて、熱性痙攣の疑いがある場合は小児科に電話し、指示を仰ぎましょう。
夜間の場合は「小児救急電話相談#8000」に電話をして指示を仰ぎましょう。
しかし不安であれば救急車を呼ぶのも良いです。
痙攣が重度場合、脳症などの可能性もありますし、この場合ママが判断するのは危険で赤ちゃんの命にも関わるためです。
大人が冷静である事が大切
我が子が痙攣してしまったら誰もが気が動転してまいますが、ママやパパが冷静に対処する事で重症化を防げる場合もあります。
赤ちゃんがお熱を出したら、
「これからもっと熱が上がったら熱性痙攣を出すかもしれないな」
と身構えておくと良いかもしれません。
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