赤ちゃんにも口内炎が出来るってホント?
赤ちゃんも口内炎になるのかと、驚くママやパパもいるかもしれませんが口内炎は赤ちゃんにもできるのです。
口内炎のせいで、哺乳や離乳食がうまく食べられないなんて事も…。
大人のように話すことのできない赤ちゃんの口内炎にいち早く気がつくにはどうすればいいのか、今回はその方法と病院に行くタイミングや普段のケア方法を紹介します。
そもそも口内炎とは
口内炎(こうないえん、Oral ulcer)とは、口の中や舌の粘膜に起きる炎症の総称である。症候の一つ。
引用元: 口内炎 wikipedia
口の中の炎症をまとめて口内炎と呼ぶんだそう。
しかしその炎症となる原因はさまざまで、場合によってはただの口内炎ではない可能性もあります。
口内炎の原因
なんと、口内炎ができる正確なメカニズムは未だに解明されていないんです。
しかし、統計の結果以下のようなことが考えられるそうですよ。
- 偏食による鉄分やビタミンの不足
- ストレスや睡眠不足
- 不正咬合や、歯ブラシなどによる粘膜への物理的刺激(口内を噛むなど)
- 唾液の不足、口腔の乾燥
- 口腔内の不衛生、プラーク(入れ歯かす)の付着した入れ歯の装着
- 歯磨き粉成分による粘膜の損傷(ラウリル硫酸ナトリウムなど)
上記はあくまで大人の場合。
さて、赤ちゃんが口内炎になってしまう原因はなんなのでしょう?
なんと、赤ちゃんの場合口内炎のほとんどがウイルス感染によって引き起こされているのです。
ではそのウイルスがどんなものなのか紹介します。
ヘルペス性口内炎
ヘルペス性口内炎は、単純ヘルペスウイルス1型の感染が原因で起こります。
生後6ヶ月~3歳の赤ちゃんが発症しやすく、ヘルペス性口内炎になったときには、口の周りにかさぶたの様な発疹が現れ、歯肉が腫れてひどい痛みを感じたり、約39度の高熱が出たりします。
稀に痒みをもったりもします。
アフタ性口内炎
アフタ性口内炎は、ストレスや栄養の偏りによって免疫力が低下したときに発症する口内炎です。
症状としては、真ん中がくぼんだ小さい潰瘍が口の中にできます。
1週間ほどで自然と治まっていきますが、歯磨きをしたり、口の粘膜を噛んだりしただけで再発してしまうことがあります。
手足口病
コクサッキーウイルスやエンテロウイルスの感染が原因で発症する手足口病にかかると、口内炎ができます。
また、手の平や足の裏などにも水ぶくれのような発疹が現れます。
手足口病になっても熱が出るとは限らず、発熱しても微熱程度で済むことが一般的です。
手足口病は自然治癒が推奨されていて、保育園などによっては登園可能となるため一度感染が広まると多くの乳幼児に感染する可能性があります。
ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナとは、6月から8月にかけて流行するウイルス性の病気で、いわゆる夏風邪の一種です。
ヘルパンギーナが引き起こす症状としては、口内炎以外に38度以上の発熱が挙げられます。
ヘルパンギーナにかかると喉の奥や口内に赤いプツプツが出ます。
カンジダ性口内炎
カンジダ性口内炎とは、カビの一種であるカンジダが増殖して起こる口内炎です。
口の中に白い苔のようなものが見られるのが特徴です。
ほとんどの場合、自然によくなっていきますが、母乳やミルクを飲むのに影響が出ているときは薬を使って治します。
母乳やミルクを飲んでいる赤ちゃんの場合、ミルクカスなのかカンジタ性口内炎なのか見分けがつきにくいことがあります。
口内炎にならないためには?
赤ちゃんは唾液の量が多いので、ただの口内炎であれば重症化はしません。
しかし、普段の口内ケアによって口内炎にかかるリスクを下げることができます。
赤ちゃんのお口の中を清潔な濡れガーゼで優しく拭いてあげてください。
この時歯茎と唇の境目などに注意しましょう、この部分は粘膜が柔らかいため強くこすると傷付いてしまいます。
また、水分補給をこまめにさせましょう。
口内が乾燥していると雑菌が繁殖しやすくなるためです。
病院に行くタイミングは?
一般的な口内炎は約1週間程度で自然治癒します。
しかし、赤ちゃんが痛がって哺乳が困難だったり、離乳食を受け付けない場合は一度病院で診察を受けましょう。
そのまま放っておくと水分補給できないことにより、脱水を起こしてしまう可能性があります。
もし、離乳食が食べられそうであればうどんやおかゆなど炎症部分をあまり刺激しないような食事を与えましょうね。
ママも一緒に予防しよう
ミルクの赤ちゃんの場合、成分の中にビタミンが入っているので口内炎の可能性は低いのですが、母乳メインの赤ちゃんの場合ママがビタミン不足だと母乳のビタミンが欠乏するため口内炎になる場合があります。
ママが積極的にビタミンを摂取することを心がけ、赤ちゃんとママの両方が口内炎を予防できると良いですね!
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