赤ちゃんができると夫婦は男と女から「パパとママ」になります。
女性は母性に目覚め自分や夫の事は二の次になりますし、男性は「家族」ができた責任感から仕事をがんばります。
人生の大事な時期、夫婦で手を取り合って頑張っていきたいのにセックスレスに直面する夫婦が年々激増しているのです。
育児とセックスレスの関係とはどのようなものなのか、考えていきましょう。
妊娠からセックスレスが始まる
日本人の特徴でしょうか、日本人女性は妊娠するとセックスに消極的になる女性が多いような気がします。
アメリカなんかだと、お腹の大きな妊婦さんでもわりと普通にセックスしていると聞きます。
なぜ日本人が妊娠を気にセックスレスに陥りやすいのか…それはセックスを心のどこかで「汚らわしい」と思っているから。
「妊娠しているのに快楽を求めようなんて…汚らわしい!」
こんな感じでしょうか。
私から言わせれば妊娠中でも女性の性欲はあると思いますよ。
私もありましたし、産婦人科医にもセックスしていいか聞いたくらいですからね（笑）
産婦人科は、してもいいけど体位とかお腹の張には気を付けてねと言われただけで禁じられることはありませんでした。
私は子供ができても主人とは男と女として生きていきたいと思いましたし、お腹が大きくなっても自分を性の対象として見てほしいと思っていましたが、多くの女性は私の正反対の意見を持っています。
妊娠したら赤ちゃんが生まれるまでセックス無し、旦那の裸を見るのも触るのも嫌、子供が生まれても触ってほしくない、おっぱいは赤ちゃんのためにある、セックスするなら眠りたい…などなど妊娠～産後の女性はセックス断固拒否のケースが多いです。
男性陣はショックですよね～（泣）
産後の女性はセックスさせてくれない
産後、女性の身体はボロボロなんです。
男性には想像できないくらいボロボロなんですよ！
骨盤は痛いし股には説明のしようがない違和感、3時間おきにやってくる授乳、夜泣きの酷い子なら寝てもいられない、慣れない育児で腰も肩も首も腕も痛い、身体的にも精神的にもボロボロなんですよ。
その状態を例えるとフルマラソン走った後に休憩なしで三時間おきに起こされる、みたいな感じですかね。
産後一ヶ月はセックスを控えるように産婦人科医から説明がありますが、産後の戻りが良好なら産後二ヶ月目にはセックス再開のお許しが出ます。
でもこの時期の女性はお産直後より疲弊しています。
出産に伴う体の痛みは引いてきますが、育児でたまった疲れが第一次ピークにさしかかるのです。
慣れない育児で疲弊しきった妻は夫の事をかまっている余裕はほとんどありません。
仮にセックスしたいと思っていても気が抜けると眠ってしまうのです、これは仕方がありません。
私はセックスのお許しが出て半月くらいでセックス再開しましたけど、痛みと違和感で途中で断念しましたね～。
膣が広がったせいか主人もあまり気持ちよくなかったようですし。
それからは週一でチャレンジ!と言いながら試しましたが妊娠前のようにセックスできるまでかなり時間がかかりました。
産後はホルモンの影響や身体の変化も著しいため、セックスさせてくれなくても夫は悲しむ必要はありませんし、イライラする必要もないのです。
産後セックスレスになる女性の特徴と理由
妊娠から産後にかけて、性欲が無くなってしまう女性がいます。
そんな女性の特徴に、
- 高齢出産
- 不妊治療経験者
があります。
高齢出産のため不妊治療を続け、セックスは愛を確かめ合い快楽を得る行為というより「子作り」になってしまい、出産後妊娠につながらないならセックスする意味がないと感じてしまう女性がいるのです。
不妊治療を続けているとセックスはというより『義務』や『作業』のような感覚になるのは経験したことのある男性なら理解できると思います。
その期間が長ければ長いほど普通のセックスとはかけ離れていき、愛のあるセックスが出来なくなってしまうのです。
愛する二人が子供を望んで頑張っているのに、義務化されたセックスを強いられるのは夫婦にとってつらい事ですよね。
そこで割り切れればいいのですが、女性の場合気持ちの切り替えが難しく、出産という目標をクリアしてしまうと義務化されたセックスからも解放されセックスから遠ざかってしまうのです。
育児によるセックスレスは誰も責められない
セックスしたくない妻も、セックスしたくない夫の事も育児が理由となれば責める事はできません。
誰にも解決してあげられないのです、夫婦二人で乗り越える壁ですから。
しかし育児による一時的なセックスレスは育児がひと段落すると解消することもあります。
今がどん底と思わずにまずは夫婦二人、子供のために生活することに集中してみませんか?
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